請求項チェックの盲点・死角
二重三重に誤記チェックしても、盲点があるため誤記は無くなりません。
検証してみました!
実際に特許庁J-Plat Patで、ある大手企業の公開公報をダウンロードして、請求項等のチェックをしてみると、以下のような誤記・記載ミスが、未だに発見されるのです。
●出願人:電子機器大手メーカーC社
2011年公開公報10件中 → 誤記8件(内、請求項2件)
2016年公開公報10件中 → 誤記9件(内、請求項7件)
2021年公開公報10件中 → 誤記8件(内、請求項5件)
サンプル数が少ないとは言え、どの企業も同じような割合で、誤記が見つかっています。
盲点[1] “前記“付けミス
“前記”を付けた語句が上位に無い。
二重三重に請求項チェックされていますが、付けミスが無くならないと言うお声をよく耳にします。
盲点[2] 従属違反
例えば、上位の請求項削除などで繰り上がった場合、本来「請求項5」にしなければいけないところ、「請求項6」のままだった場合、Wordの検索機能だけでは到底見付けられず、自力で確認するしかありません。
盲点[3] マルチマルチクレーム
請求項のマルチマルチ従属出願が禁止改正となりました。
一般的なチェッカーでもアラート可能と思いますが、複雑な記載(例えば、一つの請求項内に従属先でない請求項番号が記載されているなど)は、非常にアラートが難しいと言えます。
盲点[4] 択一的表現ミス
従属項が多く、中には「請求項1乃至3に記載の…」といったマルチ請求項の場合、択一的表現(何れか一項)がないというミスも多く見つかる盲点です。
盲点[5] カテゴリーミス
「タッチパネル用入力補助装置」と「タッチパネル用入力装置」のように、単純な誤記・記載漏れで請求項内のカテゴリーミスになるケースがあります。
では一体どうすれば、その盲点を無くせるのか・・・
今お使いのWord上で「即アラート」「一括チェック」できる新機能チェッカー【typePRO】がリリースされました。
正に請求項チェックの盲点(漏れ)を5分でチェックできます。