特許明細書作成を効率化する方法と実践テクニック
特許明細書の作成業務を効率化するには、符号・名称の管理を自動化し、実施形態の編集作業を省力化することが重要です。
アイビーリサーチ株式会社が提供する「typeACE」は、普段お使いのWord上で動作するアドインツールであり、実施形態の作成スピードを3〜5倍に向上させることが可能です。
以下では、明細書作成の効率化手法を具体的に解説します。
特許明細書作成で時間がかかる工程はどこか
特許明細書の作成業務では、長文である実施形態の詳細説明に時間がかかり、請求項記載内容の具体的説明、各構成語句の作用等説明、符号・名称の整合性チェック、といった作業に多くの時間を要します。
例えば、符号・名称の整合性チェックという作業は、1件の明細書あたり、数十から数百の符号を扱うケースもあり、手作業で進めると確認だけで相当な時間がかかります。
さらに、明細書の修正段階では正規符号等に振り直しが発生し、1箇所の変更が他の複数箇所に波及します。
こうした繰り返し作業が、明細書作成全体の生産性を下げる大きな要因となっています。
符号・名称の自動挿入で作成スピードを上げる
typeACEの符号・名称自動挿入機能を活用することで、実施形態の作成スピードが3〜5倍に向上します。
typeACEでは、以下の5つの方法で符号と名称の入力を効率化できます。
① 名称から符号を自動挿入:
名称を入力すると、対応する符号が自動的に補完される
② 符号から名称を自動挿入:
符号を入力すると、対応する名称が自動的に補完される
③ 名称だけで文章作成し、後から符号を一括挿入:
先に名称だけで文章を書き上げた後、符号をまとめて自動挿入する
④ 符号のみで文章作成し、後から名称を一括挿入:
先に符号だけで文章を書き上げた後、名称をまとめて自動挿入する
⑤ 初めて入力された単語は自動登録:
新規出現した単語は自動登録され、その後は頭文字を打つだけで全文字自動入力される
この5つのアプローチにより、従来の手入力と比較して入力工数を大幅に削減できるだけでなく、誤記防止にも役立ちます。さらに、符号と名称のペアを手動で管理する必要がなくなるため、誤記の発生リスクも同時に低減されます。
請求項の編集・修正作業を自動化する
typeACEは、請求項の編集・修正に関わる煩雑な作業を自動化し、修正工数を削減します。
具体的には、以下の3つの機能が用意されています。
①請求項および従属項番号の自動振り直し: 請求項を追加・削除した際に、番号を自動で再採番する
②「前記」などの定語の自動挿入: 請求項で頻出する構成語句の前段に、「前記」などの定語を自動的に付与する
③「何れか一項」の自動挿入: 択一的表現がない従属項に対して、適切な引用表現を自動で補完する
これらの自動化により、請求項修正にかかる手作業を大幅に減らすことができます。
特に、従属項が多い案件では、番号の振り直しだけでも相当な手間が発生するため、また、従属ミスを防ぐだけでなく36条違反を大幅に低減できるため、自動化の効果は大きくなります。
手作業による誤記を削減して品質を安定させる
符号と名称の自動挿入や請求項番号の自動振り直し機能を使うことで、手作業に起因する誤記を削減し、明細書全体の品質を安定させることができます。
明細書における誤記は、補正手続きの発生や権利範囲の意図しない変動に繋がる可能性があります。
typeACEでは、符号・名称のペアをシステムが一元管理するため、同一名称に異なる符号が付与される不整合や、符号の記載漏れといった典型的なミスを未然に防げます。
品質チェックの負担が軽減されることで、確認作業にかかる時間も短縮されます。
導入の手順と始め方
typeACEは普段お使いのWordにアドインするだけで利用を開始できるため、新たなソフトウェア環境を構築する必要がありません。
導入の流れは以下の通りです。
STEP1 アイビーリサーチ株式会社の公式サイトから資料請求を行う
STEP2 製品の詳細や導入方法について案内を受ける
STEP3 Wordアドインをインストールする
STEP4 通常のWord操作の延長で、明細書作成の効率化機能を利用開始する
料金プランの詳細については、資料請求等フォームよりお問い合わせください。
効率化を最大化するためのポイント
typeACEの機能を最大限に活用するには、符号リストの事前準備と作業フローの見直しが重要です。
以下の3つのポイントを意識すると、効率化の効果がさらに高まります。
●符号リストを案文作成前に整備する:
図面と対応する符号・名称のリストを最初に作成しておくことで、自動挿入機能をフルに活用できる
●符号のみで先に案文を作成する:
実施形態の1文章を符号だけで書き上げてから名称一括挿入する方法を活用すると、思考の流れを止めずに執筆できる
●請求項修正時に自動振り直し機能を活用する:
手動で番号を追い直す作業を省略し、修正サイクルを短縮する
よくある質問
typeACEはどのような環境で使えますか?
typeACEは、普段お使いのWordにアドインする形で動作します。
特別なソフトウェア環境を新たに構築する必要はなく、通常のWord操作の延長で利用可能です。
詳細な動作要件については、資料請求等フォームよりお問い合わせください。
明細書作成のスピードはどのくらい向上しますか?
typeACEを導入することで、明細書作成、特に電気・機械・構造系の符号と名称に関連する実施形態の作成スピードが、3〜5倍に向上(検証済み)します。
符号・名称の自動挿入機能、IME予測変換を凌駕した頭文字入力機能、請求項の項番自動修正機能により、手作業にかかる時間を大幅に短縮できます。
料金はいくらですか?
導入ご検討の際は、資料請求等フォームよりお問い合わせください。